イスラエル旅行記②

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そもそもイスラエルって、どこにあるのでしょうか?

 

日本の位置から見るとずっと東。ヨーロッパからは西南で、トルコの南。アフリカ大陸の端エジプトと隣接しているというとわかりやすいでしょうか?アジアを含むユーラシア半島と、アラビア半島と、アフリカ大陸の真ん中、さらには地中海と紅海にはさまれた、要は地理的にも交通の要所なわけです。

 

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その中でも、エルサレムは特別。かつてユダヤ教の生誕の地であって、その後にキリスト教の生誕の地、後にはイスラム教の聖地になっています。この2キロ四方の城壁に囲まれた土地に濃厚な歴史が詰まっています。数百メートルのあいだに各宗教の聖地が並んでいるので、ここを巡って、1967年には第三次中東戦争の戦場になっています。

 

上の地図の、「聖墳墓教会」はキリスト教の聖地で、イエスキリストが処刑され埋葬後、復活して昇天したとされる場所。「嘆きの壁」はユダヤ教の聖地で、3000年前から存在するユダヤ教の一番神聖な神殿の、現存する壁面部分。「岩のドーム」はイスラム教の第三の聖地で、嘆きの壁のすぐ直上にあります。始祖ムハンマドが昇天を経験した場所とされています。

 

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だからというわけではないですが、エルサレムの街の中には、イスラエル国軍の兵士がうろうろ。これだけ多いと、逆に絶対的な安心感があります。

 

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難しい話ですが、これら3つとも実は兄弟の宗教関係にあるのです。イエスキリストももともとはユダヤ教徒だったし、イスラム教の始祖ムハンマドももともとユダヤ教から影響を多く受けています。要は分派の派生なのです。ユダヤ教の聖書である旧約聖書は、3宗教とも共通で使われていたりします。

日本人には聖書は馴染みがないのですが、エルサレムに行くと…

 

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実際にキリストが処刑される前に十字架を背負わされ、処刑台まで歩いた道とかが普通に残っています。この写真はおみやげ屋さんの通りですが、聖書の各ストーリーの場面は現在でも実在している考えると、大変興味深いですね。十字架Tシャツとか売っていたりしましたが。

 

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